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メンテナンス

日々愛農かまどを使っていると、どうしてもレンガや目地にひびが入ったり熱によって金輪が浮いてくることがあります。そんなときには愛情を込めてご自身でメンテナンスをしましょう。

「かまどを使ったら100年使えるのではなくて、100年使っていけるようにかまどを大事にし、補修しながら使っていくことが大切だよ。」

愛農会スタッフが野呂さんといっしょに愛農かまどの補修作業をするなかで聞いた言葉です。
気に掛け、丁寧に使い、壊れたら直す、そのなかでかまどとの関係が築かれていき、どんどん大切な存在になっていく。
そんなところもまた愛農かまどの魅力ではないかと思います。

掛口内部のひび割れ補修


■補修日:2022年8月5日(かまど設置日 2022年6月27日~29日)

かまどを使っていると掛口内部のレンガなどでひび割れてくる可能性があります。
そんな場合は粘土を捏ねて割れ目に塗り込んでいきます。

浮いた金輪の補修


■補修日:2023年5月13日(かまど設置日 2022年6月27日~29日)

かまどを使い続けてくると、右の金輪が周りの「のろ」が熱によってボロボロになり浮いてくることがあります。

1.金輪を手で取り外し、ノミとトンカチでのろを丁寧に剥がしていく。

2.だいたい剥がれたらスポンジに水を含ませてのろと接するレンガに十分に水分を吸わせる。
※のろの水分がレンガに吸われるのを防ぎ、のろが乾燥したときに剥がれないようにするため。

3.セメントと水を混ぜてのろを作る。
※のろ…セメントを水で練ったもの

4.金輪設置箇所にぐるっとのろを乗せ、金輪を上に乗せて水平を取る。

4.数日間乾燥させたら終了。
※タイルやレンガについた余分なのろはスポンジで拭き取ります。

その他ひび割れ補修


かまどを使っていくと、掛口付近のタイルや上面目地、炎や煙の通り道に沿ってかまど側面や背面の目地やレンガがひび割れることがあります。
ひび割れが起こったらモルタルやのろを伸ばし、割れ目に染みこませ、2~3日(気候や環境によります、気温が低い場合は様子を見て乾燥期間を延長しましょう)乾燥させたら使用可能です。

■右焚口上部 タイルのひび割れ

■愛農かまど側面 モルタルのひび割れ

タイル・金輪部分の補修は「のろ」を使い、レンガ部分の補修には「モルタル」を使います。

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