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愛農かまどの設置後の注意事項とメンテナンスをご紹介します。 愛農かまどは作って終わり、ではなく愛農かまどの特性を知り、メンテナンスをすることでながく大事に使うことが出来ます。
※愛農かまどの名称については愛農かまどの特徴をご覧ください。
火入れについて
愛農かまどが完成したらまずは火入れをしましょう。
火入れの際には大きく火を焚かず、小さく優しくかまど内部を温めて粘土などを乾燥させてください。
「火入れ式」の際に大きく火を炊くことが多いですが何度か小さく火を入れ、しっかりと乾燥させた後に家族や友人、親戚、コミュニティの人達と集まって盛大に愛農かまどの誕生を祝福しましょう。
乾燥について
火入れはモルタルや粘土が乾いてから行ってください。
そのため《完成から火入れまでの乾燥期間は設置後1ヶ月~2ヶ月を基本》としています。
※寒冷地などの環境や状態によっては3ヶ月の期間が必要となる場合もあります。
※基本は1ヶ月~2ヶ月の乾燥期間で乾燥しますが、レンガの水分が抜けている、モルタルが乾いている(色が変わる)なども観察しましょう。


焚き方について
火入れを含めて使い始めから十分にモルタルやレンガが乾くまでは
《いきなり強火で焚かないこと》、《長時間火を入れないこと》をおすすめしています。
モルタルや粘土の乾燥が不十分な状態で急激に熱を加えると、レンガや目地にひび割れが起こる可能性があります。
優しい火から徐々に火を入れることでより長く綺麗にかまどを使っていただけます。
焚き方は火を小さくおこし、お米5~6合から炊飯しましょう。オーブンも小さく火を入れてゆっくり粘土を乾燥させましょう。
「火入れでご飯を炊くときは量を加減する(一度に多く焚きすぎない)。オーブンを使うならあまり長時間炊き続けなくても良いようにすぐ焼けるものがおすすめ」

かまどの補修作業をしながら野呂さんから聞いた言葉です。愛農会では2022年8月初旬に火入れを行いましたが強火で勢いよく焚いてしまった為、亀裂が入ってしまいました。
ご飯一升半とピザを焼き、オーブンではタンドリーチキンを焼いていました。焚口では連続して3時間半ほど、オーブンは2時間くらい火を焚いていました。
雨よけについて
※対象は屋外設置をされた方になります。
愛農かまどが雨ざらしになると
・内部の壁土がかびてしまう可能性がある。
・鋳物や内部のフラットバーなどが錆びる可能性がある。
・レンガが水分を吸収した状態で火を焚くとひび割れや破損に繋がる可能性がある。
上記のような理由から、屋外設置のかまどには屋根の設置を推奨すると同時に屋根ができるまでの間はブルーシートのようなもので愛農かまど本体を覆い、雨を避けることをおすすめします。
屋根がある場合でも雨の吹き込みが心配ならば掛口にカバーをしたり全体を上面をブルーシートなどで覆いましょう。
注意:シートなどでかまどを覆うとモルタルなどの乾燥が悪くなりますので乾燥期間の晴れた日にはシートなどのカバーを外してください。



次のページではメンテナンスについてご紹介します。
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